富田りさっぴの泥酔日記

べろんべろんで各日記

小学6年生の男子、大好きで可愛い息子です

私は怒りっぽい母親です。それ故に、育児をしながら反省の多い日々です。
ネットで怒りをコントロールするという「アンガーメネジメント」という考え方があると知りました。家庭の中で喚き散らすお母さんだけが対象というわけではでなく、企業でも、研修を行ったりスキルとして注視されることがあることに驚きました。
その中で、白黒つけない、とか、その場を離れてみる、とか、何でも褒めてみる、というのは、私も取り入れた方が良いな~、と感じました。そう、”感じた”のですが・・・やはり、今日も怒ってしまいました。
以前、幼稚園時代のママ友でとても素晴らしい「母の鑑」のような人がいらして、「感情で怒るのは無駄。大事な事だけ、ちゃんと言えばいい。」という趣旨を一貫して実施しておられた人がいました。その彼女も、上のお子さんが小さいころはそれなりに苦労されたようなのですが・・・。
今、私の息子は小学6年生です。門限6時と決めているのに、今日は6時25分に帰宅しました。言葉では「遅くなってごめんなさい。」とは言うものの、顔色一つ変えず、未着手の宿題もなかなか終わらず、鼻歌まで歌いだす様子に、冷静に見ていたつもりの私は怒りがこみあげてきて、その後、晩御飯や入浴をさせてもまだどこかで怒りの感情が残っていました。息子が「お母さん、僕の事、好き?」と甘えるように冗談で聞いてきても、「今は嫌い。」と意地悪で言い放つほどでした。
我が家は子供の就寝時刻を夜9時と決めているのにそれも破って9時20分にようやく自分のベッドに行きました。
その時、白黒つけたがり、その場に居座り、良いところを褒めようとしない私だけが残された事に気づいたのです。
急に悲しくなった私は、息子のところに行って「お母さんは、君の事が大好きだよ。さっきはずっと怒っててごめんね。このお母さんを悪い見本にして、君は自分の正しいと思うことをちゃんと主張してね、でも、勿論、悪い事はよく考えて直していこうね。」と、ようやく言葉に出せたのです。お恥ずかしながら、最初に立腹した夕方6時25分という時刻から考えると、もう3時間近くも経過してのことでした。
そんな愚かな母に、息子は暗がりの中、黙って頷き、そっと手をつないでくれました。
彼の優しさと可愛らしさと大きさに、嬉しくなった、母でした。